引越しをする人とはどんな人たちでしょう？大学入学を機に街を出ていく若い単身者、会社から辞令を受けて他支店へ転属する若い単身会社員、結婚するためちょっと広めの新居に移り住むカップル、子どもができたのでもう少し広い生活空間を求めて引越す若い家族、単純に今住んでいるところが合わないので引越しをする単身者など、考えただけでも様々な理由が思い浮かびます。実はこうした理由は自分の経験からきています。

人はそれぞれ違った生き方をしているようで、実は同じようなことをしているのではないでしょうか。“ライフパターン”とでもいうのでしょうか。私の友人に聞いても「そうそうオレもそうだった」などと引越しのパターンに共感していました。多くの人が、全く同じではありませんが、同じような経験をするようです。

事務所や工場など会社や企業の引越しを除いて、一般家庭の人の引越しは主に3パターンのグループによって行われるようです。単身者、新婚家庭、そして子どものいる家庭、といった形です。新婚家庭や子どものいる家庭は基本的に2回程度の引越しで済むでしょう。しかし単身者の引越しは1回や2回では済まないかもしれません。

単身者の引越しは大学時代に最低1回、社会人になる時に1回、そして家族を持っていても単身赴任などの引越しがあればそこでも単身者の引越しとなるわけです。こうなると単身者の引越しは家族の引越し数よりも多いということになります。したがって引越社は、引越しの件数が多い単身者を「一般的な引越し」と捉えているのではないでしょうか。