「単身者」とはその字の通り「ひとり者」ということです。異性と付き合いだして同棲でも始めれば結婚していなくても彼らは「単身者」ではなくなります。家庭をもてば明らかに「単身者」ではなく「家庭持ち」ということになります。「定義」についてはこれくらいにしておきましょう。

単身者は明らかに家庭持ちよりも利点が多いです。ひとりで生活していれば誰にも気を使うこともありませんし、自由に空間を楽しむことができます。「ちょっと気分を変えたい」といって簡単に住む場所を変えることも可能です。非常に“お気楽”な雰囲気を味わうことができるということです。

ただし、効率はとても悪いです。「水道光熱費や食費は安いから一人もんはいいよね」という人がいますが、その考え方はとんでもないです。家賃を含めて考えればこれほど非効率的な住み方はないのです。家賃が月々10万円のところにひとりで住んでいれば「ひとりあたり10万円の家賃」ということになります。これがカップルで住んだり、子どもと一緒に住めば「ひとりあたり5万円〜3.3万円の家賃」となるわけです。水道光熱費や食費が多くなって単身者よりカップルの方が出費は多くなりますが、一人あたりの出費は単身者のそれよりも抑えられます。

それでも結婚するまでは親にも干渉されない、友人にも干渉されない、自分だけの空間がほしいのもよくわかります。いろいろと体験しておいた方が後々の人生で必ずプラスになることでしょう。